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コラム

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電気自動車の電池について!!

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 2024年5月19日(日)の日本経済新聞のトップに「重くなるEV 環境に重荷」という記事が掲載されてました。内容は良いEVを作るためには、電池を強化しないといけない。そのため、電池を重くしていかざる得ない。結果として電気自動車(EV)は重くなり、タイヤはすぐにすり減り、道路も傷む。タイヤと道路の摩擦で生じる粒子状物資「PM10」は、ガソリン車からEVに移ると3割増えるとの試算がでている。とのことで、各国で対応策を検討しています。この問題を解決しないと、電気自動車なら走行時はクリーンという触れ込みが怪しくなります。
 NHKで2024年5月18日(土)に放映された「新プロジェクトX」では、奇しくも日産のリーフの電池開発で四苦八苦をした物語でした。それまでのリチウム電池は、携帯電話向けにしか採用されてませんでした。リチウム電池でクルマを動かすのは不可能だと言われた時代に、見事に大容量のリチウム電池を作りあげ、リーフの量産化に成功しました。電池は一歩間違えると、熱を蓄えてしまい、燃えてしまうやっかいな代物です。また、充電を繰り返すと劣化してきます。
 上記の内容を見ている限り、電気自動車はまだ完成系に達していないと考えた方がよいようです。電気自動車は、まだまだ、発展途上の段階ですね。2024年5月16日(木)にホンダが2040年には新車を電気自動車(EV)か燃料電池車(FCV)にするとの発表しました。きたる戦いのため、リストラの発表もしました。ホンダからは、電気自動車の戦いはこれからだという気迫が感じられます。
 ある意味、テスラやBYDは、現状を受け入れ、日々の進化を取り込むやり方で、電気自動車のビジネスを進めてます。トライ&エラーの繰り返しです。日本のメーカも100点を狙うのではなく、60点でよいので、より軽く効率的で走行距離をながくできる容量を持ち、充電を繰り返しても劣化しない電池の開発を目標にビジネスを進めてほしいです。電気自動車のソフト開発では、経済産業省がトヨタ、日産、ホンダに7分野で仕様を共通化する様に誘導してます。電気自動車は、ハードだけの問題ではないのが事実です。ソフト開発は、延々に続くので、開発を持続できる体制が必要です。その意味では、この誘導はとても良いと思います。
 電気自動車の電池は、住宅にも活用できます。今は、重くて高いので一部の住宅にしか入ってませんが、全世帯に容量が大きく、軽くて、安い電池が入る様になれば、発電所は、工場とデータセンター向けに電気を供給するだけになり、日本の電力事情は、改善すると思います。台風や地震で停電するという考え方がなくなります。送電線が切れたら、周辺の家々が停電する事態が無くなります。災害対策には、是非、やりたいですね。これにペロブスカイト発電をセットにできれば、面白い世の中になると思います。ぺブロスカイト発電は、マンションや家などの建物の壁に太陽電池として貼れるので、屋根以外でも効率的に発電ができます。
 以上の内容を考えると、我々のやるべきことは、たくさんあります。狭い日本であるから実用化できた電気の生み出し方、電気の貯め方、使い方を世界に示し、明るい未来に向かって突き進みましょう。持続可能な社会をつくり、次の世代に緑が豊富で空気がきれいな地球を残していくのは、我々の使命です。ファイト!!

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