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コラム

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生成AI、データセンター、電気について!!

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 シャープが液晶パネルの工場を2024年9月末までに閉鎖することを決めました。シャープは、三重県の亀山工場で液晶パネルを作り、液晶パネルビジネスの中心に躍り出ました。その勢いで堺に当時の最新の技術を用いた工場を作りました。日立とパナソニックは、液晶ではなく、プラズマディスプレイを作っていましたが、シャープの液晶パネルの攻勢に抗しきれず、事業を撤退しました。プラズマディスプレイから液晶パネルに製品が移ったように、液晶パネルも有機ELパネルに主役の座を渡した感じです。時代の流れと一言で片づけられるのかもしれませんが、世界の流れは速いですね。この世界は、いち早く、次の技術を追求して、製品化をしないと市場シェアを奪われる事態になり、行く末は事業撤退になります。スピード感は昔の比ではありません。
 私が気になったのは、堺工場の跡地利用です。AIのデータセンターを造るとの話です。生成AI向けのデータセンターは、グーグルやマイクロソフトも日本国内に建設予定です。今後は、データセンター黄金時代が到来しそうです。2024年5月24日の日本経済新聞の記事で、グーグルがAI向けデータセンターを造ることと併行して、使用する電力をすべて自然エネルギーで賄う計画を立てている記事が記載されました。さすが、GAFAMのひとつですね。CO2排出量を極力抑えるやり方は、海外勢の方が長けていると見てよいでしょう。日本の企業も見習うべきです。
 自然の電力としては、太陽光発電、風力発電、地熱発電、水力発電などがあります。日本は国土が狭いうえ、真ん中に山脈がはしっているので、平地がすくないです。しかも、地震や暴風雨が起こる土地柄です。山や森を切り開いて、太陽光パネルを設置する業者もいますが、効率が悪いし、自然を破壊してます。それよりも、皆さんが住んでいる家の屋根や壁、オフィスビルの屋上や壁を有効利用するのが良いと思います。開発中のぺブロスカイト発電の製品化を急いでもらい、各家庭の屋根や壁及びオフィスビル、マンションで発電をして、各家庭、各ビル、各マンションで蓄電をすることをしてみてはいかがでしょうか。データセンターが乱立すると電気が不足し、生活に支障がでます。物を生産する工場が止まってしまう危険性があります。今のうちから、対応策を検討した方がよいと思います。
 また、電気の自立とともに、水の自立も考えましょう。オーストラリアで各家庭が実施している雨水の利用の応用編です。彼らは、雨水を煮沸して、飲み水にしてました。日本は、降水量が多い国です。雨水をためる貯水槽を各家庭、オフィスビル、マンションで持ち、浄化して飲み水、お手洗いの水、洗濯や食器洗いの水など、なんにでも利用できれば、災害にも強い、日本ができると思います。地震で水道管や下水道の管が壊れるのは、仕方がないことです。下水も含めて、ある程度、各家庭または地域で処理できる仕組み作りが、これからの日本では、必要だと思います。
 海外の企業から火力発電を使用して作った製品が認めてもらえない時代がすぐそこに来ていることが、データセンターの自然エネルギーの調達の動きで想定されます。日本はそのような世界で、トップを走れるように、日々工夫をし、自然と共存することをテーマに日々の生活を考えることが大事だと思います。では、皆さん、明るい未来に突き進みましょう!!


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