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マイナス金利解除!!

2024年3月19日 日本銀行植田総裁よりマイナス金利解除の発表がありました。これにより、今後は預金をすれば利子が付く状況が復活するのと引き換えに、借金をしている場合は、借金の利子が増える状況になります。日本以外の諸外国では、現段階では当たり前の現象ですが、日本は円安への誘導、企業への貸し付けを増やすことなどを目的にマイナス金利が採用されました。この動きが終わるということは、銀行は積極的に企業にお金を貸すということは、今後しなくなる可能性があります。そのため、体力のない会社は、会社を魅力的にするために体力をつける必要があります。体力をつけるということは、生産効率を上げて、売り上げ伸ばしていくことです。
では、どうやって、売り上げを伸ばしていくのか??
業務の流れにメリハリをつけて、ロボットに任せるところは、ロボットに任せ、人でないと対応できないところは、人が対応していく。人でないと対応できないところは、その会社の強みになると思うので、その部分を充実していくことが求められます。
私の経験ですが、1社に長く勤めていると、発想がプアになっていきます。意識して異業種との情報共有をしないと、良い発想が浮かばない事態に直面します。多くの異業種の人たちと情報交換をしていくと、思わぬ良い発想が生まれてきます。最近では、この動きを意識的に組織で対応している会社も見かけられます。その動きは、会社の活性化に寄与していると思います。
私は、母校の大学のアメリカンフットボール部のOBOG会の事務局に所属して、定期的にリモートで事務局のメンバーと打ち合わせをしてます。毎回、後輩たちとの会話にはすごい刺激を受けてます。今どきの若い人たちは、そんなことも考えているんだといいう新しい発見があります。
また、私は、毎年の年賀状を中学・高校時代に学んだ彫刻の技術を駆使して、版画を掘って、版画を使った年賀状を皆さんに送付してます。毎年、300枚程度作成してます。ヒマだと言う人やモノ好きと言う人もいますが、一見無駄なようで、私のビジネスの発想に寄与していると思ってます。企業の活力は、この一見無駄な動きが生み出していると思います。ある一点のみを見つめても解決しない問題も別な角度から見ると、意外に簡単に解決する場合があります。良い製品を作って、業績が上がっている企業は、社員が楽しく仕事をしている仕組みを作っていると思います。時間的、精神的に余裕がある人の発想は、とんでもない価値を生み出す可能性があります。