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コラム

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2024年 物流問題!!

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  「2024年の物流問題」が連日ニュースになってます。2024年4月1日から運送業務のドライバーの時間外労働の時間が960時間に制限されました。2024年3月31日までは、無制限でした。また、ドライバーの一日の拘束時間を最大15時間に修正されました。今までは16時間でした。一見、運送関係者以外は、あまり関係しないように見えますが、この問題は、運送業関係者だけでなく、我々全員が直面する問題です。一部のスーパーや本屋さんでは、既に物が届かない事態が起こっている様です。
 ニュースを見て驚いたのは、ドライバーが送り元に行き、トラックに商品を詰め込み、届け先の置き場所に商品を置くまでを担っていたことです。ドライバーは、運転以外に商品の出し入れまでしているということです。また、届け先に着いたあとに、荷物をおろす待ち時間も無視できない時間として存在します。これらの問題は、運送業者だけでは解決せず、送り主や届け先の会社も工夫して頂くことが必要です。
 人不足や送り先、届け先との円滑な受け渡しについては、DXを導入して対応していくのが良いと思います。輸送の依頼を受けたら、AIを使って、どのルートでどのドライバーに頼めばよいのかを運送会社が検討します。トラックが送り元に着く時間がわかったら、その時間にすぐに詰め込める体制を送り元に作ってもらうことが大事だと思います。つまり、依頼された会社と担当する運送会社で情報共有を行うことです。次に届け先に着く時間がわかれば、届け先にその時間に搬入と検品ができるようにスタンバイして頂きます。ここでも届け先の会社と運送会社が情報共有をしないといけません。今までドライバーに甘えて、仕組みが出来ていないことが問題ですが、今から構築していくしかないと思います。
 次にドライバーの給料が時間計算でもらっていた場合は、減ってしまうことです。やはり、正当な対価をその商品を買う皆さんで払って、適応していく必要があります。それ以外に、地域全体で運送業者に対価を払うことも検討する必要があると思ってます。日本の製造業は、トヨタのカンバン方式で必要な時に必要な分だけ材料を調達するやり方でしたが、未来の重要を予測して、一定量の在庫を抱えることも必要になると思ってます。今までの常識が通用しなくなってます。運送に関する手数料だけでなく、地域で稼いだお金を運送業者にも還元できれば、面白いと思います。
 我々も地域全体を見て、その地域にある会社、住民が円滑に動ける社会を構築していかないといけないです。知恵を出して、工夫していきましょう。これから、課題を克服し、明るい地域社会が待ってます。ワクワクしてきますね。

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