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コラム

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「地域通貨について」

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  皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
2025年1月7日のNHKのマイあさラジオを聞いていたら、「西伊豆町電子地域通貨」について話しをしてました。地域通貨を使う仕組が面白くて、つい聞き入ってしまいました。一般的に地域通貨と言えば、商店街等で地域通貨を発行して、例えば、5千円で地域通貨を買うと5千5百円の地域通貨と交換することができ、5百円のお得感があるという感じでした。西伊豆町の地域通貨「サンセットコイン」は、一般的な地域通貨とは一線を画します。西伊豆町の地域通貨が出来たのは、漁師不足の解消からです。簡単に言えば、西伊豆で釣りをして、その魚を西伊豆町指定の「はんばた市場」に持ち込めば、釣った魚を地域通貨と交換してくれる制度です。釣り人は、釣った魚と交換で地域通貨を頂いて、更に西伊豆を満喫できるということで、釣り好きな観光客は、釣りで得た地域通貨を使うため、西伊豆の街で更なる購買行動が期待できます。理想的な地域通貨利用法だと思います。
 西伊豆町と違い、熊本市では、公共交通機関でのSuica(スイカ)の利用を廃止して、地域通貨を利用する動きがあります。関連費用の更新で12億円の「費用がかかるとのことです。そのため、全国共通で使える電子通貨のSuica(スイカ)から脱退して、独自の電子通貨の導入を検討するということです。この話については、肥後銀行が「くまもんPay」を普及させる計画もあり、現実的に進みそうです。更新機器の費用だけでなく、Suica(スイカ)を使用すると、お店側がソニーに使用料を払わなくてはいけません。同様にPaypayだとソフトバンクや楽天Payだと楽天に使用料を払う必要があります。小売業者の方々はこの使用料に苦しんでます。もし、「くまもんPay」がこの課題をクリアできるなら、県民通貨として、拡がるのでは??と思ってます。
 ただ、公共交通機関だけで使っても普及しないと思います。普及するには、西伊豆町方式で、田植えを手伝ったら地域通貨で参加者に払うとか、地元の人が育てた野菜や果物を自治体指定の市場に持っていったら、地域通貨で買ってくれるとかができると面白いです。また、自治体等の健康プログラムに参加してもらい、一日一万歩以上歩いたら、地域通貨をいくらかもらえるとか、お年寄りの場合、近くの寄り合い所に顔を出したら、いくらかもらえるとか、遊び感覚で地域通貨をもらえて、気軽に使える環境ができれば、県民や県外の方々にも普及すると思います。
 地域通貨の可能性は、私も以前から注目をしてました。熊本なら熊本駅や道の駅など、熊本県の入り口で地域通貨に交換できる拠点を作る必要があります。また、地元の人たちにも身近にならないと意味がありません。地域通貨の交換は、コンビニ等で、できると普及すると思います。更なる工夫をして、現実に使用に耐えうる地域通貨の使い方を検討する必要があります。地域通貨への参加する人たちやお店、会社の参加が増えると、地域内でお金が回りだし、活性化すると思います。
 皆さん、人不足やモノ不足を電子地域通貨を使って解決していきましょう。

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